Bonjour
今週初めはまさかの大雪で見たことのない光景が広がっていました。
セーヌの洪水といい、大雪といい最近のおパリは本当に不思議なお天気を繰り広げています。
パリでのこんなにも本格的なしんしん積雪はわたしは初めて
それもそのはず、こんな大雪は31年ぶりだそう。
交通機関も遅れや閉鎖が出たり、道路で車が立ち往生になってしまったり、
たくさんの被害もでている様でした。
ホームレスの人用に避難所まで用意されたみたいです。
まだまだ積もることを知らない火曜日、うきうきして外にお出かけしました。
体感的にも先週とは違ってまるでロシアみたいに身体もきんと冷える。
バスの中から見る街中もなんとなく白くて綺麗に見えちゃう不思議
お目当てはヴィクトール広場
そうここは 好きな映画 Les nuits de la plaine lune の主人公が働いていた場所
Kenzoが入っていたビル(アパルトマン)に主人公の働く建築事務所があったなぁ なんて見ていたら
あれ? 今もKENZOが入っている〜っ(正確な位置は不明)
なんだか嬉しい
そう、ここに来たかったのは
喉から手が出るくらい欲しかった主人公が持っていたバッグを、、最近げっとしたから!
一緒にぱちり(KENZOも一緒にね)
してみたかったのです
あの映画も冬だったし、こんな雪の日は映画みたいに非日常な雰囲気が漂っているからなんだかぴったりな気がして。
33年前同じバッグを持って同じ場所をパスカルオジェが歩いたなんて
変わらないパリの風景がやっぱり大好き。
そしてここにきたらこちらのお店に!
Le moulin de la vierge
パン屋さんだけど隣にカフェもあって、夜一杯するのにとってもいい。
以前パン屋さんのミルフィーユが美味しい、とお友達に聞いてから行きたかったところでした
「Je vais prendre deux millefeuille, S’il vous plait.」
「Comment? 」
「…みるふぃゆ…」
「Take away?」
「(あ、英語ね..) Yes, Please. Thank you.」
という悔しいやりとりをしましたが(笑)
おそらく、みるふいゆの発音で、えもいわれぬ速さでフランス語初心者だとばれてしまって英語で聞かれる、の巻。(よくある)
発音。。。!
そして近くの愛しのパレロワイヤルへ
いつ来ても変わらないすてきな雰囲気でほっとする場所。
今は工事中でちょっと残念だけど
雪のパレロワイヤルは間違いなく綺麗でした。
四角くカットされた枯れ木に白い雪が積もって咲き始めた地上のお花にも積もってベンチにもね
回廊から眺めるのもとっても素敵。
お家に帰ってご飯のあとにミルフィーユをいただきました
大きいのにパイもカスタードも甘すぎずでぺろっといけちゃう。とっても美味しかった。
その夜
から次の朝にかけて、の降雪が本格的で一晩中降っていた。
夜中じゅう降り積もる雪を窓から見ていてどんどん積もって静かになっていく街が不思議で見入ってしまった。
そして次の日の朝の誰の足跡もない世界は幻想的でとっても綺麗でした。
数時間後にはなくなってしまう刹那的な純白がパリ中を覆っていたと思うと、
なんともロマンチック。