Paris

移動祝祭日

パリの暮らしも1年半経ちあっという間に東京に戻った。

しばしの現実逃避みたい
と思っていたパリの暮らしも、暮らしてみるとやっぱり夢みたいな、綺麗なことばっかりじゃない。
東京と比べてしまうからかパリは格段に汚くて、変な人に出会う確率の高さったら・・・。
暮らすということは、現実そのものをみることでしかない。朝起きてご飯を食べて家を出て 日中を過ごし帰宅して夜ご飯を食べて就寝する、どこにいたって一生変わらないサイクル。ときどき暮らしやすさは安心に 暮らしづらさはストレスになる。
それでもパリはどこか胸の奥を掴むところがあって、日常にありえないドラマチックが、けっこうある。

なぜか お花が落ちてることが多い道端とか お店の人にとってもステキな言葉をもらえたりとか ずっと行きたくて行けなかった好きな店の店員さんと親しくなったりとか

好きという気持ちは一生無くならない。幻滅する部分が見えてもパリはわたしの中で夢だった。夢 だ。

ヘミングウェイは、パリに暮らした人にとってパリとは 移動する祝祭日のように、自分の人生に一生ついてまわるものだと書いていたけど、

まさにその通りで、100人が100通りのパリを持っているんだろうな

それぞれの思い出のパリがある。パン屋さんがあってお花屋さんがあって大切な場所があって人々がいて 忘れられない旅や夜があるはず。

そんなお巴里での経験したことはまだまだ載せきれてないから

思い出日記みたいに書いていきます。

(夢みたいなことばっかりじゃないと書いたけど思い返せばやっぱり夢だった!)

Mon séjour de Paris (avec mon chéri) était comme une rêve.

Merci Paris.

À tout à l’heure.

こちらもどうぞ